占星術は
地球の空に見える星々の動きや配置から
推測する方法、哲学、思想として
発展してきたものです。
占星術としての星は
主に太陽系の天体や惑星を指す事が多いです。
宇宙の中でも
地球と距離が近い星々が
私たちの日常や生活リズム、気質に
影響を与えていると考えられ
今日のようにシステム化されてきたのが
占星術です。
太陽系天体とその星座や位置を表した
ホロスコープから紐解いていきます。
人間生活において
紐解いていける領域は
大きく分けて
・人としての特性(性格、気質)
・人生の運び、流れ(運勢、時流)
の2点となります。
太陽 | 地球の公転する太陽系の中心であり、唯一の恒星。占星術では、自己実現欲求やその在り方、生きていく上での目的や意志、活力の土台を司ります。月との対比で陰陽における陽や男性性、父性としても捉えらています。 |
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月 | 地球の衛星。占星術では内面的に抱える心情や感受性の傾向、心根、安らぎの土台、感情思考の移り変わりのパターン、太陽との対比で陰陽における陰や女性性、母性としても捉えらています。 |
水星 | 太陽系の第1惑星。占星術では、知性の働かせ方や知的好奇心の傾向を司ります。言語能力や会話としての社交性を表す面もあります。 |
金星 | 太陽系の第2惑星。占星術では、愛や美、楽しみに関する傾向を司ります。愛情表現、人間関係で求める心地良さ、趣味や恋愛、物質的欲求も指します。火星との対比で女性性の象徴としても捉えられています。 |
火星 | 太陽系の第4惑星。占星術では、積極性や闘争心、情熱性を司ります。怒りなど発散的な感情の衝動性、勇敢さの傾向も指します。金星との対比で男性性の象徴としても捉えられています。 |
木星 | 太陽系の第5惑星。占星術では、拡大や発展、楽観性を司ります。一般的には、拡がりを生むという考え方から幸運的意味として解釈されていますが、油断すると奔放さ、ルーズさを引き出すという面も持ち合わせています。哲学や宗教なども木星のテーマとされています。土星との対で取り上げられる星でもあります。 |
土星 | 太陽系の第6惑星。占星術では、制限や縮小、厳格性を司ります。一般的には、苦手分野や冷酷な意味合いを認識させる星として考えられる事が多いですが、物事の持続や管理的要素のヒントを与えてくれる面があります。木星との対で取り上げられる星でもあります。 |
天王星 海王星 冥王星 | 地球から比較的離れている公転周期の長い惑星(冥王星は現在、天文学的には準惑星)。占星術では、世相の移り変わりや世代的特性を読み取る指標として取り扱われます。個人の運勢の突発的な変化や運命的要素を読み取る際に重要な星です。 |
さらに他の準惑星や小惑星が用いられる事もあります。
星座 | 占星術では主に太陽の天空上の経路(黄道)上にある星座を指します。占星術で取り扱う12の星座は、便宜的に1周360度を12分割したそれぞれの場所に座する星座を割り当てています。星座に位置する天体が能力を発揮しやすい方向性や流されていきやすい傾向を指します。 |
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ハウス | ホロスコープの円を12分割し区切ったもの。便宜的な捉え方は、星座は空を12分割したもので、ハウスは地表面を12分割したものと捉えます。能力を活かす場所や手段、望む立ち位置や居所、行動意識を指します。 |
座標 | ホロスコープ上で定められた位置や天体の軌道面の交差位置など、実際の天体ではないが計算・算出され天体同様に占星術上で意味を持たせたもの。代表的なものは、ASC、MC、DSC、IC、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルなど。個人的特性や運勢を見る上で重要に扱われているものもあります。 |
アスペクト | ホロスコープ上での天体間の位置関係を角度で表したもの。星座やハウスの汎用的な意味通りに現れない個人にとっての複雑な特性や意味合いを読み取る上で重要。 |
これらの天体や要素を取り扱いながら、解読し分析していく方法が占星術になります。
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